ゲーム系専門学校の闇について
前置き
筆者はゲーム系専門学校卒業をしていて、
自分の実体験から語っています。
全てがこういった学校じゃないこともしってはいますが
それでも一括りにしてしまうほどに近年は危機感を持ってほしいと思いました・・。
間違った道を進むとみんな不幸になりますから・・。
専門学校ってどういう所
まず、ゲームの専門学校というと、大学とは違って専門性を重視といった形になるのが一般的だ。
専門性というのは、ゲーム作り全般のことを指す。
逆に大学は、ゲーム以外に数学、物理、一般教養を学ぶのが一般的だろう。
授業の質
ゲーム分野を目指すときに、自分に合った内容の授業、先生が居ることが
とても大切なことだと思います。
いくら技術のある先生でも、ちゃんと面倒見てくれないなら困るしな…
逆に授業の質という点ではどうだろうか。
大学も専門もやってることはそう変わらず。
いかにも技術!って感じの専門用語出してきて内容聞いたら言われたことを言われた通りやってただけとか、実はそんな難しいことしてなかったとかよくあるある
結局、その人のポテンシャル、将来性や基礎ができているかどうか
に尽きると思った。
学力低下
最近の学生はレベルがとてつもなく下がっている。
原因はUnityやUE4といった、苦労せずにそこそこ作れてしまうツールが
登場してしまったからなのは間違いない。
なぜ、それがレベル低下につながるのかというと、
実はプログラミングというのは一つ一つの作業はとてもシンプルで
組み合わせが複雑な故に難解化しがちなのである。
それらをうまく組み合わせられる力が必要なのに対して
Unity,UE4はそれらをすべてすっ飛ばして開発ができる。
ただし、これらのスキル不足はゲーム開発後半から響いてくる。
まず、マスターアップ直前の最適化。これは恐らく生半可なスキルでは無理だろう。
最近の子は何かと面倒な仕事をしたがらない。
やってないのだから、できるはずがないのである。…悲しい。
次に苦労するのが、他人のバグ修正
近年、コンシューマゲーム開発は膨大すぎる作業量故に、
効率化を測る会社が多い。ツール作りだ。
そのツールは、もうすでに退社してしまった者が作り出したコードの束だ。
一人ひとり考え方が違うように、その人なりのコーディングスタイルや構築技法がある。どんな中身でもきちんと動作して目的を果たしているのなら会社としては大きな成果物となる。
もちろん、それを保守するというのも大きな役目だ。
まず、それらのコードを読み解くのは自分でコードを書くよりも難しい。謎のマクロ、変数名、書き方の癖、それらと立ち向かうには
基本がないとどうしようもない。
Unityでゲーム作ってましたなんか言われても
プログラミングできないだろお前プログラマーじゃなくてプランナーだろとか言われようが仕方ない。
本題に
話がそれてしまったが、本題に戻る。
ゲーム系の専門学校は闇だ。
ただし、その闇をかいくぐる天才もまた存在する。
それは集団の法則から出来上がる各学校に1人は必ず存在する頂点的存在。
彼、彼女は指定校やAO入試といった学力がないのに学校に入ってしまった
生徒たちを跳ね除け、一人で黙々と勉強し、
一人でゲームジャムや社会交流を行い
最後までほぼ一人で完結していくやつのことを指す。
さらにその中でも、稀に、会社が欲しているスキルセットに合致する人が出てくる。
そういった人間だけが有名な会社に入っていくのである。
それ以外の学生はというと
・田舎に帰る(ニート?)
・年収が200万くらいのブラック会社
・コンビニ、居酒屋のアルバイト
が主な就職先である。
例外はあって、最近VRというものが流行りだして目先の資金はあるので
一時的に大量雇用が働いてるらしい。
今後続くかどうかはわからないけどね…(そういうものが長く続いたことはない... 社会人て40年近くあるのに20年しか続かなかったら終わりだよね)
以上、専門学校の闇でした